社長!好きです!
誰も乗ってなくてよかった・・・



少しホッとしてると


「あれ?それ・・・」

「なに?」


私の手にしてる車のカギを見てる。


「車で行くの?」

「うん・・それが何か?」

「いや・・・それさあ・・」


なんだろう?

このカギがどうしたんだろう?


その理由は少しして分かった。



「急ぐから会社の車使って行ってって
言われたんだ。

こっち来て運転するの初めてだから
緊張するよ。」



地下にエレベーターが着いたので

降りると



「一緒に行ってあげたいけど・・・

今日は、会社から出られないんだ・・・」



なんだろう?

由が、ちょっと心配そうに言った。



「大丈夫、なんとかなるって。

まあ、私の運転は東京じゃ危険かもしれないけど
安全運転で行くし。」


「それは、いいけど・・・

あの車・・・。」



「車の運転は得意だし、度胸もあるほうだから心配ないったら!」

私は、由の心配を完全に誤解してた。


「ならいいけどさ・・・。」

そう言って先を歩く由



車が数台止まっている

どれが該当する車だろう?



「この車だよ。」


そして、由が足を止めたのは・・・



「って?


え!?


これ?」



心配の理由が分かった。。。




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