社長!好きです!

「まさかこの車って

社長車?」



乗り込かけて車から慌てて足をおろした。



「気にしなければ大丈夫。」


気休めはやめて・・・



「早く言ってよ!」


「和ちゃんは、神経図太いから大丈夫!」


お・・・お前ってやつは・・・


優しいんだか意地悪いんだか・・・



「も~、由のバ~カ!」


「あれれ?会社ではそう呼ばないんじゃなかったっけ?」


「あ・・・

つ~か、副社長も和ちゃんはやめてよね。」


「え~いいじゃん!」

「だいたいねえ・・・」



私がそう言いかけたとき・・・


由の視線が私の後ろで止まった。



何?



思わず振り返ると・・



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