社長!好きです!

「じゃあさ、社長に『愛してる』って言わせれたらいいんだよね?」


言わないよ、社長がそんなこと・・・ね。


「なら、ゲームしようよゲーム。」

と壁下さん。


いきなり何?


「これから1週間以内に社長に本当の気持ち『愛してる』って言葉を言わせれたら素直に久利生さんが結婚するってどう?」



ゲーム?なに言ってるの?



「え?でも、それじゃあゲームになってないよ?何かダメな時の罰ゲームとかさあ・・・」


芽室さんまで乗り気?

・・・ってか罰ゲームって?



「どうせなら面白いゲームにしようよ。」


「そうね。取り合えず、社長に『愛してる』を言わせれなかったら・・・」


言わせれなかったら?

なんなの加崎?



「和は、私と結婚ってことでどう?」


な・・何・・加崎あんた・・


「何言ってるのよっ!?」

ギョッ!とした顔して固まっちゃった私をよそに


「ああ、それいいですね。」

と楽しそうな能成くんに


「うん、罰ゲームとしてはちょっと簡単過ぎだけどいいんじゃない?」

といい加減なこと言う芽室さん。



「え、ちょっと待って。加崎さんと結婚じゃ罰ゲームにならないんじゃないの?」


とさっきまでいなかったのに

「並木さん?なんなんですか?」


罰ゲームに加崎と結婚・・・十分な罰なんですけど?




・・・ってゆ~か


「私、そんなゲームに参加しません!」


って言ったんだけど・・・


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