社長!好きです!
は?

何しに来たの?


思わず能成くんが社長に差し出した紙を覗き見すると


その紙には、漢字が一文字ずつ書かれてて・・・


「なんだ?こんなの子供でも分かるだろ?」

社長がそう言って

「ほら、久利生さん君が教えてあげなさい。」


えっ・・・

「だめです!久利生さんじゃ・・・」


「いくら久利生さんでもこのぐらいは分かる・・信用できないかもしれないけどな。」


ちょっと・・・それって


「そうなんです。久利生さんじゃ心もとなくて。」


いったいなんなの?

能成くんの目的は?


って

思いながら


どう考えてもおかしな能成くんの行動


社長はあまり気にする様子もなく



「今、辞書もどっかいってしまって・・・

ネットで調べるより社長に伺った方が早いかと・・・」



まあ、いつも能成くんはおかしいけど


全然

社長ったら普通。


紙に書かれた漢字を一文字ずつ読み始めた。


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