社長!好きです!
能成くん・・・


これって

「ちょっと・・能成くん・・・」


これって完全にずるだよね?


だいたい、

『愛してる』が『藍死照』だし・・・


ヤンキー用語じゃないんだからさ!



「これも手ですよ。」

ヒソヒソと

でも自信満々?に私に言う能成くん。


「バカ・・すぐバレルってば。」


私もヒソヒソ声で返し


そんな

ヒソヒソやってる私と能成くんに



「さっきからなんなんだ?

だいたい、これはどんな仕事なんだ?」


いえ・・・仕事と関係ありません。



バレルかと思ったけど


社長には

意味不明でも今読んだ漢字を続けてみる様子もなく・・・


とゆ~か

言わせる言葉は『久利生さん愛してる』だったはずだけど


社長の言い方じゃ


全然

「なってないじゃん・・・」


ぜ~んぜん

分かってないし!


「何がなってないって?」


鈍感なの?


「もう、いいだろ?

こんな漢字も読めないでよくうちの会社に入ったな。」



信じらんない!



まさかの

鈍感さ加減に・・・



私と能成くんは、そのまま社長室から退室!


「ダメでした・・・ね」

肩を落とす能成くん。



「当たり前だっつーの!」


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