社長!好きです!
「すっきりしたか?ホレ。」
タオルを渡されて
グチャグチャな顔を隠すようにそのタオルに埋め
つくづく自分が情けなくって
すっきりどころか
最悪の気分。。。
「じゃあ、みんな待たせてるし戻るぞ。」
社長はそう言って
でも
ふと考えて
「やっぱり、その格好じゃダメだな。」
とか言う社長。
確かに吐いたものが飛び散って悲惨な状態の私の服
「うわっ!着替えて来ます。」
自分でも驚いた。
「何か着替え持って来てやる。」
一緒に出て行こうとする私の肩を抑え
「ここで待ってろ。」
一方的にそう言い残し
トイレから出て行ってしまった社長。
「あのぅ・・・」
ここに一人残されるより
食堂―――パーティー会場に戻るより
「自分の部屋で寝たい・・・」
ホント・・・疲れた。。。