パニック!!

 「本田さん!!」
1人の男子が呼んだ。
「はい?」「なに?」
あたし達は同時に返事する。
「ひぃ!み、美咲…さん。」
少し青ざめて、男子は美咲を呼んだ。
あたしは軽く舌打ちをした。
 (またか…↓↓)

「何ですか~?」
「あ、あの…その…。す、好きです!付き合ってください!」

こいつ、よりにもよって廊下の真ん中で…っ!

「ごめんなさい。」
「そしていつも一瞬ね!美咲!(゜▽゜;)」
「え?何が?」
くるり。
きょとんとして振り返る美咲を見ると、なんとも言えない気持ちになる。
「う、うわあぁぁぁあん(泣)!!」
泣きながら走り去る男子生徒。

少年よ、同情するぜ…。
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