☆ソラ☆
第2章。

☆空をよく見ている子☆

1週間前の放課後、菜緒が屋上から俺を見ていた。
あの場所は菜緒の好きな場所だ。

俺はずっとあの場所に足を踏み入れていない。

菜緒と付き合っていた頃はあの場所からよく菜緒と空を見ていた。




俺にとって、菜緒の最初の印象は

“空をよく見ている子”

だった。



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