☆ソラ☆
第4章

☆歯車の狂い☆

階段のほうに目をやると、ちょうど菜緒が角を曲がるところだった。
その角から菜緒の姿がなくなっても見続けていた。



「連??」

ふっと七森の声に我に返り、隣で七森が「どうしたの?」と聞いてきたので

「別に。」

と答えると、さっき話していた内容をまた話し始めた。

それでも俺は何回もさっきまで菜緒がいた階段を見ていた…。
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