☆ソラ☆
掃除が終わり、教室に帰ると菜緒がいなかった。
今日は部活がなくなり、久々にゆっくり菜緒と帰れると思っていたのに、肝心の菜緒がいない。
俺は桜木に菜緒のことを尋ねると「浅月君を迎えに行くって教室を出て行ったよ」と教えてくれた。
俺は桜木に礼を言うと屋上に向かった。
菜緒が見つからないときは屋上に行けばいい。
いつのまにか俺の頭にはそれが棲みついていた。
屋上のドアを開けるとやっぱり菜緒はいた。
「掃除終わった?」
俺が屋上に入ってきたことに気づくと菜緒は俺に聞いてきた。
俺はそれに返事はせず、菜緒の隣まで歩いていくと菜緒を見た。
菜緒は不思議そうに俺を見て、それから俯いた後口を開いた。
「連の掃除場所まで行ったんだ。けど…真由ちゃんと話していたから、邪魔かなって思って…。」
菜緒はそこまで言うと黙った。
菜緒は口下手だと思う。
でも、俺も口下手だから上手く表現できない。
何で菜緒が邪魔だと思ったのかがわからなかったが、どうやって言えばいいのかわからなく俺も黙っていた。
ストレートに言えればいいのだが…俺にはできない。
「連、帰ろうか。」
菜緒は曖昧な笑顔を作りそう言った。
今日は部活がなくなり、久々にゆっくり菜緒と帰れると思っていたのに、肝心の菜緒がいない。
俺は桜木に菜緒のことを尋ねると「浅月君を迎えに行くって教室を出て行ったよ」と教えてくれた。
俺は桜木に礼を言うと屋上に向かった。
菜緒が見つからないときは屋上に行けばいい。
いつのまにか俺の頭にはそれが棲みついていた。
屋上のドアを開けるとやっぱり菜緒はいた。
「掃除終わった?」
俺が屋上に入ってきたことに気づくと菜緒は俺に聞いてきた。
俺はそれに返事はせず、菜緒の隣まで歩いていくと菜緒を見た。
菜緒は不思議そうに俺を見て、それから俯いた後口を開いた。
「連の掃除場所まで行ったんだ。けど…真由ちゃんと話していたから、邪魔かなって思って…。」
菜緒はそこまで言うと黙った。
菜緒は口下手だと思う。
でも、俺も口下手だから上手く表現できない。
何で菜緒が邪魔だと思ったのかがわからなかったが、どうやって言えばいいのかわからなく俺も黙っていた。
ストレートに言えればいいのだが…俺にはできない。
「連、帰ろうか。」
菜緒は曖昧な笑顔を作りそう言った。