【完】夏休み最終日、図書館で会いましょう。
いつもの街の本屋さんについた。
あまり広くない本屋さんだったので、すぐに全体的に見終わった。
あれ?そういえば、あの人がいない。
今日は休みなのかな?
そう思って少年漫画のコーナーをみていると、
「あの、」
誰かに話しかけられた。
それは聞いたことがない声だった。
「薫さんですか?」
顔を見ても、全く見覚えがない。
ただ言えるのは、その人が本屋さんの店員だということだけだ。
なんで私の名前知ってるんだろう。