【完】夏休み最終日、図書館で会いましょう。
パタパタ…
達也くんと話していると、足音が聞こえてきた。
やばっ!誰かきた!?
もしかして、先生?
どうしよう。達也くんと2人でいたのバレたら達也くんが怒られちゃう!
「(ヒソッ)薫さん、こっちです!」
グイッ
達也くんが物陰までわたしの腕をひっぱってくれた。
「あら?この教室から声がしたような気がしたのに…。
気のせいだったかしら?」
と、廊下の方から聞こえてきた。