【完】夏休み最終日、図書館で会いましょう。

「あの、この前の話なんですけど。」


きた!やっぱりだ。


「薫さんはこの前の夜、僕がキスをしても抵抗しませんでしたよね?
ってことは、こういう意味なんですよね?」


そう言って達也くんが近づいて来る。



「…んっ。」


無理やりのキス。
その無理やりのキスは、あの夜は違って冷たくて…。



「達也く…んっ」


私がしゃべった隙に舌を入れてきた。



「ぃやっ。…んっ」



ハァッハァッ

やっと息できた。



「これ以上のこと…
しちゃう?」


は、何?
どうしたの達也くん!

やだやだ。怖いよ。

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