【完】俺様男子に初恋しちゃったんです。
「多分……あの写真に写ってた女の子は……杉崎君の元カノとかそういう感じじゃないかなって思うの。」
「なるほどな……俺はその写真の女子見てないからよくわかんねぇーけど、ちょっと調べてみる。」
夏樹は相槌をうってそう言った。
「………本当に?」
「あぁ、任せとけ!」
夏樹は無邪気に笑った。
「わざわざ、私のためにありがと。」
私が手を握ると、夏樹は少し頬を赤らめた。
「あ、当たり前だろ!?大事な幼なじみなんだから!!」
「うん……っ」
私と夏樹は笑いあった。