【完】俺様男子に初恋しちゃったんです。
「覚悟………しとけよな。」
と、杉崎君はくいっと私の顎を持ち上げた。
「ひぇ……」
ちょっと危険な彼氏が出来てしまったようです。
キーンーコーン……
「あ、授業終わったんだ……帰るね。」
と、私が立ち上がると、
「何言ってんだよ?もう1時間ぐらい「無理だからっ!!また昼休みにね!!」
私は引きとめようとした杉崎君の言葉を遮って、屋上を速やかに出た。
ーーー私、杉崎君の彼女になれたんだ。
私は嬉しくて笑みを零した。