見上げた空、願いを込めて



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口を開けば自然に出てくるあくび


気だるい体


眠たい頭はまだ覚醒していない気がする午前中




「そんな怒んなっつーの」


ニヤニヤ笑いながらこちらを見ている悪友、柊 祐斗の顔


「別に怒ってねぇ」



眠たい目を擦りつつ、視線を祐斗から外す



ここは教室で、授業と授業との間の休み時間



祐斗から外した視界には、窓を通して校庭が見える



たまにポツリといる生徒は走っているから遅刻でもしたのだろう


「恭夜〜」


先ほどからしつこく話しかけてくる祐斗にもう一度視線を戻せば、やはり笑っている顔


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