見上げた空、願いを込めて



昨日のせいで寝不足で正直寝たい、寝かせてほしい


「俺も昨日真由美ちゃん家に連れ込んでさ〜」


聞いてもいないことをペラペラ話し出す祐斗を横目に、見上げた空は真っ青だった



視線を下げれば見えるグラウンドには、1人の女の姿があった



走っている



つまり、遅刻だろう


遅刻なんてたくさんいるため、特に気にせず見ていたら



突然女は顔を上げた


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