見上げた空、願いを込めて



「違う」


少し白けた視線を送りつつ、否定の言葉を述べる



「サボり」


その言葉を残し、俺は祐斗から背を向けた



背後から


「俺、真由美ちゃんとこ行くわ」



と言う声が聞こえてきたが、俺はそれに答えることもなく



教室を後にした



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