見上げた空、願いを込めて



いつものサボり場所へ行くために、かかとを踏んだ上靴を引きずるようにしながら廊下を歩く


廊下の窓は教室よりもたくさんの光が差し込んでいる



眠たい目にとって、少し不快なそれに鬱陶しさを覚えつつ、少しドキドキと高鳴っている胸を落ち着かそうと、小さく息を吸う



もうすぐで、見える





彼女の教室が



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