見上げた空、願いを込めて



ただ、俺は



―――笑った瞬間後悔した



俺はわざとらしく笑ったのに対して、彼女は、


彼女は唇に大きな弧を描き、まるで友達に笑いかけるかのように、可愛く笑っただけだった







ああ、あの日から彼女の時間は進んでいるんだ




俺は元彼で、今はただの友達




時間が止まっているのは、俺だけなんだ




―――痛感させられた気がした



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