君へ届け


「はぁーい。

今困ってる田崎さんに提案でぇす」



大谷さんが楽しそうな笑顔を浮かべて言った。



「ケータイの在処教えてあげる。

蓮司と今後一切関わらないなら、だけど。


別にいいよ、蓮司と話したいならそれでも。

その場合ケータイは自力で捜す。



どっちがいい?」



な…にそれ。

すっごい理不尽。





< 51 / 71 >

この作品をシェア

pagetop