君へ届け
良かった…っ!
ストラップも無事だ。
しばらくケータイを握りしめていたけど、我に返って着信に応じると
<絵瑠、今どこだ?!>
何と蓮司だった。
<…って答えられるわけねぇのに。ごめん。
とにかく無事なんだよな、出てるってことは。そうだよな?
あーくそっ。じれったい!電話だめだ>
おどおどしてる蓮司に、あたしは思わずふきだした。
そうして温かい気持ちが広がっていく。
あたしのこと…例え幼なじみなだけだからだとしても、
こんなに心配してくれてる。
素直に、嬉しいと思ったとき。
ガチャッ。
ドアが閉まる音がした。
ストラップも無事だ。
しばらくケータイを握りしめていたけど、我に返って着信に応じると
<絵瑠、今どこだ?!>
何と蓮司だった。
<…って答えられるわけねぇのに。ごめん。
とにかく無事なんだよな、出てるってことは。そうだよな?
あーくそっ。じれったい!電話だめだ>
おどおどしてる蓮司に、あたしは思わずふきだした。
そうして温かい気持ちが広がっていく。
あたしのこと…例え幼なじみなだけだからだとしても、
こんなに心配してくれてる。
素直に、嬉しいと思ったとき。
ガチャッ。
ドアが閉まる音がした。