文目剣術部【弐】

「次から次へと…」

丁嵐は呟いて「いる訳ないだろそんなの」

「だって見たんですよ!川の方にスゥ~って入ってくのを!」

「…川に?」と詠はさっきのパシャンと言う音を聞いたのを思い出して振り向いた

「どうかいたしました?」

ヒョコッと現れた華宮に驚いた詠は「ぎゃあっ!!」と大声を出した

「いきなり現れんなって言っといただろ?!華宮!」

「すみません詠さんまたやってしまいました癖になってしまったようです」

「癖にすんな」

笑みを見せる華宮に詠は呆れてため息をついた

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