文目剣術部【弐】

ガシッと凪の頭を掴んで丁嵐は『笑顔』で尋ねた

明らかに機嫌が悪い

凪は身体中が真っ青になった

「何、何も…言ってま、せん!」

「だよね!」といつもと違う口調と表情で丁嵐は笑顔で凪を見た

「先輩!僕ちょっと外で練習して来まーす!!」

タタタッと外へ走って行った凪

「全く…」と周りに聞こえない程度の小声で呟いて丁嵐は元いた場所に戻り素振りを始めた

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