文目剣術部【弐】

「…」

それを見ていた詠は何も言わずに床に置いといた竹刀を拾った





「伊助!何してんのよ?!」

「え?あ、小牧か…いや、あの、顔洗ってたんだよ」

「顔洗ってたってべちゃべちゃじゃない!」

「もう!下手なんだから」と凪と同じ学年で幼馴染の《神崎小牧(カンザキコマキ)》は水浸しの凪をタオルで拭いた

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