文目剣術部【弐】
「あ!私は違うんですけど凪…あ、彼は剣道部員の1人です」
神崎が説明した後に「こんにちは」とペコっと頭を下げて挨拶した凪
すると男は「なら良かった!枳殻高校広すぎて探すの大変だったからさ」
「探す?」と凪は思わず聞き返した
「あ!いやいや、こっちの話しで…それで君に聞きたいんだけど…」
男は凪に近づいた
「枳殻剣道部に2年の丁嵐泉っているかな?」
「え?」
怪しげな笑みを見せる男を見て凪は何か嫌な予感がした