文目剣術部【弐】

「久しぶり丁嵐」

「…何でお前がここにいるんだ?!」

「薊」と丁嵐は眉間にシワを寄せた

「知り合いって言う人が来たんですけど」と凪に言われた丁嵐は剣道場の裏に来ていた

「そんな怖い顔すんなよ…ま、お前をあんな目に合わせといてから言うのも何だけどな」

薊は笑みを見せた

「何しに来た?もう俺はお前と秋桐剣道部とは縁を切ったはずだ」

「お前の望み通り」と丁嵐は竹刀を薊に向けた

< 121 / 211 >

この作品をシェア

pagetop