文目剣術部【弐】


「知ってるさ…だって俺がお前に言わせたからな」

「なら話す事なんてもうないだろ?帰れ薊」

「それは出来ないな」

「は?」

さらに眉間にシワを寄せる丁嵐に薊は近づいた

「まだお前の妹の沙耶ちゃんの入院してる病院名聞いてねぇし」

ニヤリと笑った薊

「なっ!?沙耶は関係ないだろ?!あいつには手ぇ出すな!話しなら俺が「らしくねぇなぁ丁嵐」

薊は丁嵐の胸ぐらを掴んだ

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