文目剣術部【弐】

そう言って笑う薊を見て俺の中で何かがパキッと折れた

次の瞬間どうなったかはよく覚えてない

ただ俺はひたすら薊を殴り続けた

高橋を殴り続けた分の倍にして

高橋の敵討ちとして


それから茅中学剣道部は学校で問題の部として廃部にされてしまい茅中学から剣道部が消えた

もちろん俺たちは全員強制的に剣道部を退部させられた

< 133 / 211 >

この作品をシェア

pagetop