文目剣術部【弐】

もう剣道は辞めようと思ったが翌年入学した秋桐高校の剣道部で香賀の力強い素振りを見せられ俺は諦める事が出来ず剣道部に入った

だが入った後にすぐ後悔した

同じ剣道部に薊も入部していたからだ

薊はあの後も自分の腹癒せに目に入る自分にとって邪魔な奴を次から次へと影で虐めるようになった

そして高校を入学してすぐに薊の標的にされた俺は周りから避けられずっと1人だった

だがそれでもどうって事なかった

1人でいる事は別に苦ではなかったからだ

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