文目剣術部【弐】
「暇そうだなって…」っと長水と丁嵐は同時に体育教師の金子を見てイラッとした
「1年生入ってくれると良いですね」
「…だな~…ありがと」
剣道場の裏の水道で汗だくの顔を洗っていた詠に華宮はタオルを渡した
「そういえば聞いた噂なんですけど1年生の一部の方々が何やらヤバイとか」
「ヤバイ?」タオルを首にかけた詠は首を傾げた
「勉強出来過ぎてとか?」
詠はケラケラ笑いながら「そりゃヤバイよな」と1人で笑った