文目剣術部【弐】

「分からない…けど枳殻高校が大会を棄権する事になったって会長が言ってましたのよ」

「…何だと?!」

顔を両手で覆う胡蝶は泣き出した

辻は「棄権って」と会長室の扉を見た



「詠!目ぇ覚ませよ!覚ませってば!畜生何でだよ!何で!」

「詠先輩!!」

「救急車は?!」

「今呼んだ!いったい誰が…」と丁嵐は眉間にシワ寄せた

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