文目剣術部【弐】

「驚かせないで下さい!」と凪まで半泣きになっている

「なぁ、来週までには治るのか?」

丁嵐が尋ねた

「…残念だがさすがに来週までにはすぐ治らないな」

「そうか…」

丁嵐は近くの椅子に座った

「でも本当に誰が何のためにあの手紙を詠先輩に渡したんでしょうか?」

「手紙?」と丁嵐の父親は凪を見た

「あ、いや、その…これなんですけど」



< 176 / 211 >

この作品をシェア

pagetop