文目剣術部【弐】

凪は手紙を渡した

黙ってそれを読んだ丁嵐の父親は「これは」と目を丸くした

「薊だ」

「丁嵐…」

長水は丁嵐を見た

「あいつは中学の時も同じような事をした事がある」

「泉その話は」と丁嵐の父親が止めに入った

「聞かせろ丁嵐…」

詠の声が聞こえてその場にいた全員が驚いて振り向いた

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