文目剣術部【弐】

「は?普通に上れるだろ?秋桐は上っちゃいけないとかあった訳?」

長水は金子に頼まれた荷物を持ちながら聞き返した

「あぁ」と丁嵐は頷いた

それからしばらく黙って階段を上っていた長水は「そういえば」と思い出したように口を開いた

「お前さ何でこっちに引越してきたんだ?秋桐って剣道強い「強くなんかねぇよ…秋桐剣道部は」

丁嵐の言葉に「え?」と長水は振り向いた

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