文目剣術部【弐】
「あ?そんな約束した覚えねぇよ!つか詠…マジで出んのか?!」
まだ視力がはっきり戻っていない詠に長水は心配になって尋ねた
「出るよ。度の強い眼鏡かければ何とか見えるからな」
と言いながらふらつく詠を凪が支えた
「凪ありがと助かった」
「いえ、先輩本当に大丈夫ですか?ふらふらですよ?」
「大丈夫だって!それに俺が棄権すると枳殻剣道部員は「詠!!」
武道館の中から天宮城が顔色を変えて走ってきた