文目剣術部【弐】

詠が尋ねると華宮は黙って首を横に振った

「皐月!」

「詠!」

続けて武道館の中から胡蝶と辻がやってきた

「どういう事ですの?!何故いきなり棄権だなんて…」

「どういう事か聞きたいのはこっちだって!俺たち棄権なんかした覚えねぇし!」

長水がさらに眉間にシワを寄せた

「詠…お前がそんな事する奴には見えない…誰が棄権にしたか心当たりはないのか?」

辻が詠を見た

< 195 / 211 >

この作品をシェア

pagetop