文目剣術部【弐】

そんな長水の隣で問題を解き終えた丁嵐はチョークを置いてスタスタと自分の席へ戻って行く

「ちょ!丁嵐手伝ってくれないのかよ!?」

と長水は神の救いを求めるように丁嵐に助けを求めた

ピタッと歩く足を止めた丁嵐は振り向いて

「それくらいの問題で人に助け求めてる暇あんなら頭使って何か書けよ」

と長水に一言言い残してまた席へ戻って行った

「何だよあの言い方」とざわつくクラスメイト達





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