文目剣術部【弐】
「あー!マジイラつくわ!出ろって言ったらさっさと出て来いってんだよ!!」
頭にきたらしい長水は「おらぁっ!」とベットごとひっくり返した
「うわぁっ!!」とベットから転げ落ちた1年男子は急いでシーツにくるまろうとしたがそれは詠によって阻止された
「はい!名前!」
蔭平にニコッとしゃがんで聞かれた1年男子は「…です」ともしょもしょ話した
「…」
何を言ったのか聞こえなかったらしい蔭平は何て言えばいいか分からなくなって笑顔のまま硬直している