文目剣術部【弐】

「…暗っ!」と凪以外の全員は一瞬思った

「あら?凪さんもしかして昔剣道やっておりませんでしたか?」

凪の手のひらがチラッと見えた華宮はしゃがんで凪の手のひらを掴んで尋ねた

「えっ!?…」

驚く凪に「本当かよ?!」と長水は目を丸くした

「あ、あの中学の時にやってたんですけど…」

「けど?」

蔭平が凪を見て聞き返した

凪は恥ずかしそうに「ずっと補欠だったんです」と情けない表情で苦笑いした





< 37 / 211 >

この作品をシェア

pagetop