文目剣術部【弐】

「なら恥ずかしがる事ないじゃん!」と長水は笑みを見せた

「凪さんはずっと虐められて来たと聞きました…でもそれはずっと補欠だったから…そして誰よりも怖がりだったから…ならば今から強くなれば良いのではないでしょうか?力や暴力ではなく心で…」

華宮がにこりと微笑んだ

「そうそう!今すぐじゃなくていいからさ一緒に強くなろうよ凪!」

蔭平も満面の笑みで凪に言った

「立てよ凪…お前のその足はただのお飾りか?違うだろ?前に進むためにあんだろ?」

丁嵐の言葉に凪は身体の中で何かが響いた音が聞こえた

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