文目剣術部【弐】
「ねぇ…凪君かっこいいよね?!」
「あ!それ思った!この間転校してきた丁嵐先輩と並ぶくらいイケメンだよね!?」
と1年生女子達は凪のイメチェンを見ながらキャーキャー騒いでいる
無論男子達はあまりの突然さに唖然としているばかり
いや、それよりも1番この状況に驚いていたのは凪本人だった
「どうしよう!やっぱり変だったのかな?!変だよね?!調子乗るなってまた虐められたらどうしよう~」と隅の机でカタカタしながら凪は頭をぐるぐる悩ませていた
「あの!凪君ちょっと良いかな?」
「え?あ!ごめんなさい!僕なんかが急にイメチェンなんか調子乗った事しちゃって本当ごめんなさい!見苦しいですよね!?」