文目剣術部【弐】

いきなり同じクラスの女子に話しかけられた凪は焦りながら必死に謝った

「違うの!そうじゃなくて…あの…凪君って今好きな子いる?」

「え?!好きな子!?」

「いたかな?!」と凪は頭を悩ませた

「あっ!いないならいないで良いの!むしろその方が安心っていうか…その「なーに一丁前に女たぶらかしてんだよ凪~!」

「長水先輩!?べ、べつにたぶらかしてなんて…」

驚く凪を無視して長水は隣にいる女子に「付き合うなら俺に…」と言いかけてゴンッと広辞苑で丁嵐に頭を叩かれた

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