文目剣術部【弐】

丁嵐と凪の助け声を無視して「知ーらね」と半泣きで長水は教室を出て行った



「いやぁ!悪りぃな詠!」

「お前全然悪りぃって思ってねぇだろ?」

京都駅へと授業を抜け出して迎えに来た詠

「そんな事ねぇって!」

「そんな事あるだろ?!だいたい何で俺が付き添いの暁の代わりに天宮城の竹刀の買い出しに付き合うはめになるんだよ?」

京都駅へは詠と蔭平の2人で迎えに来たのだが暁が「疲れた」と足早に蔭平と枳殻剣道部に行ってしまったため詠が天宮城の買い物に着いて行くはめになったのだ


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