文目剣術部【弐】
「サンキューおっちゃん!」
受け取った天宮城を見て詠は外に出ようと下がった瞬間ドンッと誰かにぶつかった
「あ!すみま「痛いですわね!あなた一体何処を見て歩いてますの?!」
何処かのお嬢様らしいグレーっぽい色の制服を来たこげ茶のウエーブの長髪をした色白の華奢な女が腕組みして詠を見上げている
「すっげえ美人じゃん!」
天宮城が目の前の女を見て叫んだ
「知ってますわ」と女はフンッと鼻で笑った
「「え?!」」と詠と天宮城は目を丸くした