文目剣術部【弐】
現文担当の教師までもが「詠くん…」と呆れに近いため息をつきながら苦笑いしている
そんな2人を後ろの席で見ながら華宮は「お兄ちゃんは去年詠さんにどうやって勉強を教えながら赤点を取らせなかったのでしょうか?」と心の中で呟いた
「だから!転校生が腹立つって言ってんだよ!」
「転校生?…あぁ!長水のクラスに来た人か」
昼休みに屋上で弁当を食べていた長水は蔭平と詠に「そう!」と頷いた
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