文目剣術部【弐】

蔭平と華宮がまさか自分の話しをして盛り上がってるとは知る良しもなく詠は高笠の通う大学の図書室でスパルタ授業を受けていた

「詠…お前今何の勉強してるか分かってるのか?」

「へ?分かってますよ!古典でしょ?」

「現文だボケェッ!」

スパーンッと丸めた教科書で高笠は詠を叩いた

「いってぇ!!もうマジ嫌だ!!勉強ヤダ!」

「ヤダヤダ言ってんじゃねぇ!赤点取りてぇのか!?」

「取りたくありませーん!」

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