文目剣術部【弐】

「家庭教師って何勝手に「失礼します」

聞き慣れた声とともに襖を開けて入ってきた人物を見て長水は目を丸くした

「風雅!お前の家庭教師をしてくれる笛吹東伍君だ!聞けばお前の部活の先輩だったらしいじゃないか?しっかり勉強を教わるようにな」

「ちょ、何でいきなり勉強しろなんだよ?!俺「風雅!」

ギロリと睨まれた長水は父親の迫力に負け静かになった

「この間お前のテストの成績表を見させてもらったが随分と酷い成績だったな…」

長水はギクッとした



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