文目剣術部【弐】

「俺は今日からしばらく仕事に行って来る。風雅次の成績楽しみにしているからな」

そう言って長水の父親は何人かの舎弟を連れて仕事に行ってしまった

「…で?どういう流れでこういう事になったんですか笛吹先輩…」

「へ?あ~…大学に行こうとしたら「お前勉強出来るか?」って聞かれて小、中、高と学年での順位とか成績とかめっちゃ聞かれて全部話したら連れてこられた」

「まさか長水の親父さんだったとはね」と笛吹はケラケラ笑った

「…言わないでくれますか俺の家の話し」

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