文目剣術部【弐】

俯く長水を笛吹は見た

「俺の家の話し周りには…あいつらには言わないでもらえますか?丁嵐は知っちゃってるけど…」

「丁嵐?」と思ったが「はいはい」と笛吹は頷いた






「…嘘だろ?!」

期末テストも終わり今日はテスト返却日

「やだやだ」とざわつくクラスの中で1人だけ机に座ったまま顔を真っ青にしていたのは詠だった


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